スイングバイ
知人のAさんは、いくつかの仕事を掛け持ち、一年の多くを旅に暮らしている。
散文 — Latest first
知人のAさんは、いくつかの仕事を掛け持ち、一年の多くを旅に暮らしている。
ピークシーズンは過ぎてしまったのだろう。搭乗ゲートはひっそりとしていた。アナウンスがときどき流れるが、それに反応する人も少ない。
「across the pond」。北米とヨーロッパの人たちが、自分たちを隔てる大西洋を指して使う慣用句だ。
仕事に必要なのは、自分の意思と身体、そして数枚のクォーターとトークンだけ。
マドリードの街を歩いていたら、淡いベージュの建物の正面に出た。
何年かぶりにコーディング(プログラミング)をやって驚いた。
「煩わしいと思うかどうか、なんですよ」 耳鳴りの専門医は、私の左耳を見ることもなく、ボソリと言う。
プノンペンに到着した翌日、旅の目的だった予定がキャンセルになり、することがなくなった。
予約したフライトが、大雪で欠航になった。
イギリスの経済誌が「ビッグマック指数」というのを発表している。
北東北に友人夫婦が住んでいて、数年に一度、ふらりと訪ねている。
地中海の西端を渡るフェリーがスペインの岸壁を離れる瞬間、何かが抜けていく感じがした
東行きの道東自動車道が南富良野あたりに差し掛かると、降雪が激しくなってきた。
世界各地の歓楽街について見聞きするたび、多くの人は、さまざまな妄想と共に「いつか訪れてみたい」という願望を抱く
道北の狭い山道を車で走っていると、路肩の熊笹に半ば隠れて「ロテン→」となぐり書きされた木片を見かけた。
その頃、私はスマホやネットへのアクセスなしで、中米を彷徨っていた。
昨年の夏、数十年ぶりに道北サロベツの豊富町を訪れた。
旅先のサンノゼで乗り込んだタクシーの運転席には、アジア系の男性が座っていた。
私はときどき、大学の図書館に足を運ぶ。学生でも卒業生でも教職員でもなく、近隣に住む市民として利用を許されている。
世界のどこにいても、中華料理に助けられてきた。
JR旭川駅で乗り継ぎの待ち時間ができた。次の普通列車まで数時間ある。
20世紀の終わりが見えてきた頃、私は都内のアパートから週に一度、埼玉の浦和まで ...
初めてカヌーに乗ったのは、もう何年も前のことだ。
物理は最も苦手な科目だったが、あの先生のことだけは好きだった。
十月に入って、明け方の気温が一桁台になった。
世間一般では、人生で引越しを経験する回数というのは、意外と多くないらしい。